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写真左からイッツォ、クリバリ、カンセロ、クリーシト【写真:Getty Images】
カリドゥ・クリバリ(セネガル代表/ナポリ)
生年月日:1991年6月20日(27歳)
今季リーグ戦成績:35試合出場/2得点1アシスト
強さ、高さ、速さ、上手さのすべてが揃う世界屈指のセンターバック。ナポリでは絶対的な地位を築いており、もはや彼の代わりはいないと言わざるを得ないだろう。それほどにこの男の存在というものは大きく、そしてチームにとって不可欠だ。
同選手は今季、リーグ戦35試合に出場し、2得点1アシストという成績を収めている。また、パスの平均成功率は89%となっているなど、シーズン通して安定感あるパフォーマンスが光っていたと言えるだろう。カリドゥ・クリバリには現在、数多くのビッグクラブが熱視線を注いでいるが、ナポリからすれば絶対に手放したくない存在であるはずだ。
アルマンド・イッツォ(イタリア代表/トリノ)
生年月日:1992年3月2日(27歳)
今季リーグ戦成績:37試合出場/4得点1アシスト
今季よりトリノに所属する国内屈指のセンターバック。身長は183cmと決して大柄ではないが、的確な読みとポジショニングの良さで勝負できるディフェンダーであり、チームの最終ラインを見事に統率してきた。トリノの失点数はリーグ5番目に少ない「37」となっているが、その強固な守備陣の中心にいたのは間違いなくこの男だろう。
アルマンド・イッツォは今季、リーグ戦でトップとなる87回ものインターセプトを成功させており、クリア数も142回と申し分ない結果を残している。3月にはイタリア代表デビューも飾るなど、確かな成長と自信を掴んだ一年となった。
ジョアン・カンセロ(ユベントス/ポルトガル代表)
生年月日:1994年5月27日(25歳)
今季リーグ戦成績:25試合出場/1得点5アシスト
今季よりユベントスに加入したポルトガル代表ディフェンダー。豊富な運動量が同選手の持ち味であり、サイドバックらしからぬ攻撃力も兼ね備える。守備の安定感はまだまだ改善が必要であるが、ユベントスのリーグ8連覇に大きく貢献した選手と言ってもいいだろう。
シーズン途中に負傷離脱した影響もあり、今季のリーグ戦出場は25試合となったものの、その中で1得点5アシストの成績を収めるなど、ピッチ上でチームのために働き続けたジョアン・カンセロ。データサイト『sofascore』内では平均レーティング「7.12」が与えられているなど、新天地での1年目はまずまずの結果を残したと言える。
ドメニコ・クリーシト(イタリア代表/ジェノア)
生年月日:1986年12月30日(32歳)
今季リーグ戦成績:35試合出場/2得点4アシスト
イタリア代表として2010年南アフリカワールドカップに出場した経歴を持つ実力十分なレフティー。ジェノアに所属したのは今季からとなっているが、その豊富な経験値を買われ加入1年目ながらチームのキャプテンを務めあげるなど、見事クラブを目標であったセリエA残留に導いている。
カードを恐れないハードで力強いタックルが同選手の持ち味であり、その武器は今季も余すことなく発揮されてきた。インターセプトの回数は70回でリーグ3位タイの成績、タックル数はリーグトップとなる110回を記録するなど、守備面での働きは十分であった。ジェノアにとってこの頼れるベテランの存在は大きかったと言えるのではないか。