「レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブ」のジャパンファイナルが2日、新宿中央公園で行われ、男女の日本代表が決定した【写真:Suguru Saito / Red Bull Content Pool】
ブラジル代表のネイマールが考案した新感覚サッカー「レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブ」のジャパンファイナルが2日、新宿中央公園で行われ、男女の日本代表が決定した。
同大会はアマチュアサッカー選手向けのU-25ストリートサッカー。GKなしの5対5で行いフットサルに似ているが、周囲が壁に覆われていてボールが跳ね返ること、自分のチームがゴールを決めるごとに相手チームから選手1人が抜ける、などの独自のルールがあるのが特徴だ。
ジャパンファイナルはグループステージを行い、上位2チームが決勝戦へ進出。そこで勝利したチームが日本代表となり、ブラジルで開催される世界大会へ挑む。当日はコンクリートの地面をそのまま利用。ボールがよく跳ねる環境のなか、テクニックを駆使し巧みにボールをコントロールしながらも、時に激しくぶつかり合い、観客を魅了した。
男子で優勝したのは東京予選1位の「FC Capachild」。社会人チームで、練習できるのは週に1回程度。それでも、チームの一体感と「全員がボールを持てる」という技術力の高さを武器に接戦をものにし、優勝を勝ち取った。ブラジル出身のアルヴェス・ルカス・ムライは「サントス時代はネイマールとチームメートだった。会えたら嬉しい」と語る。
世界大会で優勝すればネイマールと対戦する。荻野大悟は「それだけの実力はあると思う」と気合い十分だ。
女子で優勝したのは東京予選1位の「cienciaボスベイビー」。上尾野辺めぐみらを輩出した武蔵丘短期大学サッカー部のメンバーで構成されたチーム。後ろで2人がしっかり守り、足元の技術に優れた前線の3人がボールをキープしながら崩すのが特徴だ。世界大会に向けては「体の大きな選手も技術でうまくかわしていきたい」と意気込む。
世界大会は7月13日、ブラジルで開催される。48ケ国以上の代表チームが参加する予定で、優勝すれば、ネイマール擁するスペシャルチームと対戦する。
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