日本代表の森保一監督【写真:Getty Images】
日本代表は2日、今月5日に行われるキリンチャレンジカップ2019のトリニダード・トバゴ戦に向けた練習を豊田市陸上競技場で開始した。
森保一監督は「このキリンチャレンジカップの2試合は我々にとって代表の強化につなげられる貴重な経験の場なので、選手個々の成長とチームの成長、両方ともできるようにみんなで力を合わせてやっていこうということを伝えた」と練習前の円陣で語った内容について明らかにした。
今回の代表では初選出となる久保建英について注目が集まっている。「久保がどうこうではなくて、選手はチームとしてお互い協力し合う、助け合うというまずチームのためにみんなで頑張るという考え方を持ってもらいたいと思います」と話す一方「新しい選手が入ってくることでまた新たな刺激になって経験の豊富な選手も若い選手も代表の期間の中で少しでもお互いの刺激で成長していってもらえればなと思っています」と相乗効果を期待している。
17歳が選ばれる一方で岡崎慎司と川島永嗣のベテラン2選手がロシアワールドカップ以来の代表復帰を果たした。「ピッチの上に立った時にホントに存在感があるというふうに感じました」と印象を語る森保監督は「海外組の選手たちは先週自主トレをしているので、コンディション的には問題ないかなというふうに思っていました。試合まで時間があるので、そこでまたさらに状態はよくなるかなと思っています」と試合に向けて順調に調整が進んでいるとの認識を示した。
「9月から始まるワールドカップ予選に向けてしっかり強化できるようにと我々がどうやって戦っていくかを選手により吸収してもらえればと思います」と語る森保監督。2022年カタールワールドカップに向けたサバイバルは既に始まっているようだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
【了】