オーストラリア・Aリーグのウェスタン・シドニー・ワンダラーズを率いるマルクス・バッベル監督は、バイエルン・ミュンヘンを退団する元フランス代表MFフランク・リベリの獲得に関心を示しつつ、金銭的に獲得が困難であることも明かしている。ドイツ『スカイ』が伝えた。

　リベリは12年間在籍して数々のタイトル獲得に貢献してきたバイエルンを2018/19シーズン限りで退団することが決定。36歳のベテランスター選手の今後の去就に注目が集まっている。

　現役時代にバイエルンでも活躍した元ドイツ代表DFであるバッベル監督は、そのリベリをオーストラリアに呼びたいと考えているようだ。もし実現したとすれば、「リベリはここでロックスターになれる」と歓迎する姿勢をみせている。

　だが「現状では、我々はそれだけの金を出すことはできない」とバッベル監督。「会長と長時間の話し合いを行ったが、残念ながら彼にはそこまで深くポケットに手を入れる（金を出す）気はない」と、リベリの年俸額がネックとなる状況であることを語った。

　それでも、獲得への希望を捨ててはいないようだ。「扉は開いている。彼が家族と一緒に良い生活をしたいと思うのなら、ここでは非常に落ち着いた暮らしができる。世界で最も美しい街のひとつで、素晴らしいライフスタイルを実現できる完璧な場所だ」とリベリにオーストラリアの魅力をアピールしている。

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