アントニオ・コンテ氏【写真:Getty Images】
インテルの新監督にアントニオ・コンテ氏が就任することに対し、同氏の古巣であるユベントスのサポーターが不満を表し、本拠地ユベントス・スタジアムに刻まれた同氏の名前を撤去することを求める署名活動も行われている。
インテルは30日にルチアーノ・スパレッティ前監督の退任を発表し、翌31日朝にコンテ新監督の就任を発表。2014年夏にユーベを去ったあとイタリア代表とチェルシーも率いたコンテ監督は5年ぶりのセリエA復帰を果たすことになった。
だが古巣であるユーベのサポーターからは、コンテ氏がライバルクラブを率いることに反発する声も上がっている。正式発表が行われる前に就任が濃厚視されていた時点で、オンライン署名サイト『change.org』では同氏に関するひとつの署名活動が開始された。
投稿された請願の内容は、ユーベの本拠地ユベントス・スタジアムにコンテ氏の名前とともに設置された「スター」の撤去を求めるというもの。1万人の署名を目標として募集が開始され、すでに署名数は約9000に達している。
ユベントス・スタジアムには、クラブの歴史を彩った50人のレジェンドたちの名前が星印とともに刻み込まれており、現役時代にキャプテンとして活躍したコンテ氏もその中に含まれている。インテルの監督に就任することで「ユベントス性」を失った同氏は除外すべきだという主張が展開されている。
【了】