アトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリーズマン【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーからの退団を表明しているフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは、今年3月の時点ですでにバルセロナへの移籍に向けた合意を交わしていたという。スペイン『カデナ・セール』が伝えている。
アトレティコのエースとして活躍を続けてきたグリーズマンは、今季限りでの退団を今月14日に表明。バルサへの移籍が濃厚とみられているものの、高額年俸がネックとなりバルサが獲得に消極的だという報道もあり、マンチェスター・ユナイテッドなど他クラブからの関心も噂されている。
だがスペインメディアによれば、バルサは昨年11月の時点でグリーズマンの獲得に向けた交渉を開始し、今年3月にはすでに合意を交わしたとのこと。その事実を証明する書類も存在すると主張されている。
国際サッカー連盟(FIFA)の規定では、他クラブとの契約下にある選手の獲得に向けた接触は、契約が残り半年を切った選手の場合のみ認められている。アトレティコとの契約を2023年まで残しているグリーズマンとの接触があったとすれば不正行為にあたる可能性もある。
アトレティコはこの状況を不服とし、バルサをFIFAに訴えることも検討していると伝えられている。アトレティコは2017年12月にも、バルサがグリーズマンとの不正な接触を行ったとしてFIFAに訴えを起こしたことがあった。
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