U-20日本代表は28日、FIFA U-20ワールドカップ2019のグループリーグ最終戦・イタリア戦に向けて前日練習を行った。

　26日に行われたグループリーグ第2戦のメキシコ戦で今大会初ゴールを挙げたFW田川亨介のもとには、多くの祝福メッセージが届いたという。その中には久保建英からのものも含まれていた。

「ずっと連絡は取っていた」という久保からは、「おめでとう。次も勝ってください」との言葉が送られてきたと田川は明かす。久保はいい意味で上下関係を作らずチームの輪に溶け込んでいくタイプの明るい性格の持ち主だが、今回のメッセージは敬語だったようだ。

　田川は「一応先輩なんで…」と冗談めかして、2年前の前回大会にも共に出場した盟友とのやりとりについて語っていた。FC東京のチームメイトでもある久保はクラブで主力に定着し、一足先にA代表から初招集を受けた。この夏はコパ・アメリカに出場する。「先輩」として田川も負けてはいられない。今はU-20ワールドカップで結果を残すだけだ。

　29日のイタリア戦に向けて「南米との戦い方とは違う。もっと頭を使って工夫しなくてはいけないところも、攻撃の面でも多くなってくると思う。試されると思う。どんどんチャレンジしていきたい」と士気は高い。

　U-20日本代表は現在勝ち点4で、勝ち点6のイタリアを追う立場。田川は「相手どうこうじゃなくて、自分たちのサッカーをできれば勝てる自信は持っている」と言葉に力を込める。グループ内順位を決めるイタリア戦は現地29日18時（日本時間30日1時）キックオフ予定となっている。

（取材：本田千尋【ポーランド】、文：構成：編集部）

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