ヘンリク・ムヒタリアンのユニフォーム【写真:Getty Images】
ヨーロッパリーグ(EL)決勝、チェルシー対アーセナルの試合が現地時間29日に、アゼルバイジャンの首都バクーにあるバクー・オリンピックスタジアムで行われる。これに先駆け、アーセナルのファンが現地に到着したが思わぬことで警察官から職務質問を受けたようだ。28日に英紙『スカイスポーツ』が報じている。
同紙によると、二人組みのアーセナルファンは同クラブに所属するアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンのユニフォームを着て歩いていたとのこと。アーセナルの赤いユニフォームで、背番号7とムヒタリアンの名前が刻まれている。それを理由にアゼルバイジャンの警察官が二人を呼び止めたという。
実は、開催地となるアゼルバイジャンとムヒタリアンの母国である隣国アルメニアは長年の対立関係にある。そのため、ムヒタリアンは決勝戦で戦うことが出来ず、欠場することが発表されていた。両国対立関係の影響はそれだけでなく、アーセナルファンがムヒタリアンのユニフォームを着ることも難しいかもしれない。
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