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写真左からジルー、アザール、ウィリアン【写真:Getty Images】
エデン・アザール(ベルギー代表/背番号10)
生年月日:1991年1月7日(28歳)
今大会成績:7試合出場/0得点1アシスト
間違いなく決勝戦の主役候補だろう。今季リーグ戦37試合で16得点15アシストを記録した世界屈指のドリブラーは、チェルシーの攻撃の核であり、今シーズンも幾度となくチャンスを生み出してきた。緩急を巧みに使ったドリブルはもはや止めるのが困難であり、その鋭さは別次元そのもの。90分間アーセナルの脅威となり続けることだろう。
リーグ戦では16得点と申し分ない成績を残したアザールだが、ヨーロッパリーグでは未だ得点を奪うことができていない。だからこそ、選手本人もファイナルの舞台でゴールネットを揺らしたいと意気込んでいることだろう。ベルギー代表FWはレアル・マドリーへの移籍が噂されており、これがチェルシーでのラストゲームとなるかもしれない。最後はEL制覇という置き土産をチームに残すのだろうか。
ウィリアン(ブラジル代表/背番号22)
生年月日:1988年8月9日(30歳)
今大会成績:14試合出場/3得点7アシスト
エデン・アザールとともにチェルシーの攻撃陣を牽引するブラジル人アタッカー。高度なテクニックと加速力のあるドリブル、右足から放たれる良質なクロスを武器にサイドで違いを生みだすことができる選手であり、常に相手の脅威となっている。アザール同様、アーセナルにとっては厄介な存在となりそうだ。
ヨーロッパリーグではここまで14試合に出場しており、3得点7アシストの成績を収めるなど攻撃面で輝かしい活躍を見せ続けてきたウィリアン。決勝でももちろん、目に見える結果を残したい。自身初の欧州主要タイトル獲得へ、あと一歩だ。
オリビエ・ジルー(フランス代表/背番号18)
生年月日:1986年9月30日(32歳)
今大会成績:13試合出場/10得点3アシスト
チェルシーのヨーロッパリーグ決勝進出は、この男の活躍なくして果たせなかったかもしれない。フランス代表オリビエ・ジルーはリーグ戦での出場機会は限られたものの、ELでは13試合に出場するなどレギュラーとしてチームを牽引。もちろんピッチに立つだけでなく、10得点3アシストをマークするなど結果をしっかりと残してきた。
ポストプレーの上手さが光り、空中戦の強さもピカイチである同選手。エデン・アザールやウィリアンといったサイドアタッカーがいかに生きるのか、というのは決勝戦での大きなポイントとなりそうだが、それもこの男の仕事ぶりがカギを握ると言っても過言ではないだろう。古巣であるアーセナルを相手に、レフティーはどのようなパフォーマンスを見せるだろうか。