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写真左からアスピリクエタ、M・アロンソ、ダビド・ルイス、クリステンセン【写真:Getty Images】
アンドレアス・クリステンセン(デンマーク代表/背番号27)
生年月日:1996年4月10日(23歳)
今大会成績:14試合出場/0得点0アシスト
マウリツィオ・サッリ監督はクラブの公式サイトにおいて、ヨーロッパリーグ決勝で負傷中のアントニオ・リュディガーが欠場することを明言している。そのため、アーセナルとの大一番ではこの男がCBの一角を担うことが予想されている。
今季リーグ戦での出場はわずか8試合となっているものの、ELでは全試合に出場中。同大会のファイナル進出に大きく貢献していると言えるだろう。対人戦の強さ、カバーリング能力の高さなどは同選手の持ち味であり、決勝でもアーセナルの強力な攻撃陣を相手に勇敢に立ち向かいたいところだ。ただ、試合を壊しかねない凡ミスを犯すことも多いため、ファイナルでは落ち着いたプレーを見せることが求められるだろう。
ダビド・ルイス(ブラジル代表/背番号30)
生年月日:1987年4月22日(32歳)
今大会成績:5試合出場/0得点0アシスト
昨季はリーグ戦10試合の出場に留まったブラジル代表CBであったが、今季はマウリツィオ・サッリ監督の下で不動の地位を手に入れている。プレミアリーグでは36試合の出場を果たしており、アントニオ・リュディガーとともにディフェンスラインを統率。チームのリーグ戦3位フィニッシュに大きく貢献している。
粘り強い守備はもちろんのこと、攻撃面では正確なフィードを武器にゲームメイクできるなど、攻守両面においてチームにもたらすものは大きい。隙を見た攻撃参加から繰り出される強烈なミドルシュートも、同選手の特徴である。今季ヨーロッパリーグでの出場は5試合となっているが、決勝ではリーダーシップも発揮し、チームを悲願へと導きたい。
セサル・アスピリクエタ(スペイン代表/背番号28)
生年月日:1989年8月28日(29歳)
今大会成績:8試合出場/0得点0アシスト
サイドバック、センターバックを高いレベルでこなすことができるスペイン代表DF。守備の安定感は抜群であり、1対1の強さ、激しく的確なタックルを武器にチームを幾度となく救ってきた。今季のリーグ戦では全試合出場を果たしており、キャプテンとしてチームを見事に牽引。同クラブにとっては非常に頼もしい存在と言えるだろう。
プレミアリーグ、FAカップ、ヨーロッパリーグとこれまで数々のタイトルを獲得してきたアスピリクエタ。EL決勝の舞台に立つのは自身2度目のことになるが、ファイナルではこれまで培ってきた勝負強さを発揮し、トロフィーを天に掲げたいところだ。
マルコス・アロンソ(スペイン代表/背番号3)
生年月日:1990年12月28日(28歳)
今大会成績:4試合出場/2得点1アシスト
チェルシーで不動の地位を確保しているスペイン代表サイドバック。豊富なスタミナを生かして90分間サイドで上下動を繰り返すことのできる選手であり、攻撃面では効果的なクロスや強烈なミドルシュートで決定的な仕事をこなす。同じく左サイドでプレーするエデン・アザールとの連係も抜群だ。
チェルシーではセットプレーのキッカーも務めるなど、チームにおいてこの男の存在は不可欠である。自身初の欧州主要大会タイトルの獲得へ。アーセナル戦に懸ける思いは、相当強いものとなっているはずだ。