ビラのジョン・テリーコーチとダービーのフランク・ランパード監督【写真:Getty Images】
現地時間27日に英2部チャンピオンシップの昇格プレーオフ決勝が行われる。『デイリー・メール』などが、スポーツ界で最も価値のある試合だと伝えた。
アストン・ビラ対ダービーの一戦は、英1部プレミアリーグ昇格が懸かった大一番。この一戦に勝ったクラブは、最低でも1億7000万ポンド(約236億円)の利益が期待できるという。
プレミアリーグに昇格すると、放映権として支払われる約9500万ポンド(約132億円)の収入が約束される。デロイト・スポーツビジネスグループの分析によると、これを含めて少なくとも1億7000万ポンドの増収が予測できるとのことだ。昇格1シーズン目で残留に成功すると、その額は3億ポンド(約417億円)を超えることになるという。
スーパーボウル優勝賞金が約490万ポンド(約6億8000万円)、チャンピオンズリーグ決勝が約1670万ポンド(約23億円)という事実からも、この英2部の昇格を懸けたゲームの大きさがうかがえる。
それだけに、この一戦に懸ける両クラブの意気込みはとてつもない。英『サン』によると、2クラブはそれぞれ選手たちに勝利給を約束。その額はダービーが1000万ポンド(約14億円)、アストン・ビラも600万ポンド(約8億3000万円)。高額ボーナスで選手たちのモチベーションを上げようと試みている。
アストン・ビラ対ダービーのプレミアリーグ昇格を懸けた大一番は、日本時間27日23時にキックオフ予定だ。
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