U-20メキシコ代表に完勝
誰もが「ハードワーク」を惜しまなかった。U-20エクアドル戦で日本を救った守護神は、目の前で戦う仲間たちに「安心感」を覚えたという。
26日に行われたU-20ワールドカップのグループB、U-20メキシコ代表戦。U-20日本代表は、築き上げてきた持ち味を存分に発揮した。
試合後、GK若原智哉は、いたく感嘆した様子だった。
「フィールドのみんなが、攻撃から守備への切り替えをめっちゃ早くしてくれたので、キーパーとしても後ろから見て安心感がありましたし、シュートを打たれるところでも体を張って守ってくれるところがあったので、こっちとしては本当にありがたかったです」
3日前に南米王者との初戦を1-1のドローに終えた若き日本代表。「絶対勝つ」という共通意識でメキシコ戦に臨んだ。必勝を期したのは、グループ最終戦の相手がU-20イタリア代表で、ここで勝ち点3を確保しなければ厳しい状況に追い込まれるから、ではない。若原によれば、エクアドル戦の前半にあったという。
「この前の試合(エクアドル戦)の前半は、思ったように自分たちのプレーができなくて、そこで反省しました。次の試合は立ち上がりから、前半から、自分たちの思ったことをしっかりやっていこう。そういったことを引き出すために、『この試合(メキシコ戦)に勝つ』って影山さんは言っていたんじゃないかなあと思います」