スペイン【写真:Getty Images】
スペインの6部リーグにあたるカナリア諸島のプリメーラ・レヒオナル・グラン・カナリアで、主審が試合の結果を誤って報告したことにより、本来降格するはずではないチームが降格させられてしまう危機に瀕している。スペイン紙『マルカ』が伝えた。
事の発端は昨年10月。カサブランカとラス・コロラダスが対戦した試合は、アウェイのラス・コロラダスが2-1の勝利を収めたが、この試合を担当した主審はリーグに提出する報告書の中で結果を誤って「1-1」にしていたという。
その後、クラブは結果の訂正を要請し、主審自身も誤りを認めたとのことだが、地元サッカー連盟は訂正を認めず。当該試合の結果は1-1であるとされたままリーグは進行されていた。
シーズンは全日程を終え、よりによってそのミスが最終成績に大きな影響を及ぼす結果となってしまった。リーグの公式成績では、カサブランカは勝ち点28を獲得し、得失点差でサウシージョを抑えての残留が決定。だが本来であれば、勝ち点が1少ないはずのカサブランカが降格し、サウシージョは残留となるはずだった。
「我々はピッチ上では残留できたはずだったが、ミスのことが分かっていたので喜べなかった。主審自身も結果が1-2だったと認めているのに理解できない」と、このままであれば降格となるサウシージョの監督はコメントしている。
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