「エクアドル戦後半の勇気と戦う姿勢を」
FIFA U-19ワールドカップ2019はグループリーグ第1節の全試合が終了した。今のところポルトガルやフランス、アルゼンチンといった強豪国が順当に勝利を収めて大きな波乱は起こっていない。U-20に本代表はグループBの初戦でエクアドルと1-1で引き分けた。
そして26日には、第2節でメキシコと対戦する。初戦は南米王者、次なる相手は北中米カリブ予選で2位だったチームとの激突だ。影山雅永監督率いる日本は、昨年9月にメキシコ遠征でU-19メキシコ代表(現U-20代表)と対戦して1-1で引き分けていた。
当時を振り返る指揮官は「我々の良さが出る場面もあるし、彼らの良さが出てくるところもある。本当に五分五分の拮抗したゲームだった」と語り、「本当にギリギリのタフなゲームになると思っています」と気を引き締めていた。
メキシコはイタリアとの初戦を1-2で落としており、「我々との試合は彼らにとって負けられないということなんですよね。そういう気持ちで彼らがくる」と影山監督は警戒心を強める。日本にはエクアドル戦で初戦ゆえの硬さなども見られたが、「初戦の前半のようにならず、後半の勇気と戦う姿勢を持ってメキシコを上回らなければならない」と強調した。
確かにエクアドル戦は前半と後半でパフォーマンスががらりと変わった。前半は相手に主導権を渡してしまい、何度もゴールに迫られた。守備に回る時間も長く、ボールを奪っても雑なロングボールを蹴ってすぐに失ってを繰り返してしまい消耗も大きかった。一方、後半は前線への展開の仕方を変えて前に出られるようになり、ゴールも奪って終えられた。