フランス1部のパリ・サンジェルマン（PSG）は25日、トップチームを率いるトーマス・トゥヘル監督との契約を2021年6月30日まで延長したことを発表した。

　過去にマインツやボルシア・ドルトムントの監督を務めたドイツ出身のトゥヘル監督は、昨年夏に2年契約でPSGの監督に就任。2020年までとなっていた契約を1年間延長することになった。

　PSGでの1年目は公式戦55試合を戦って40勝7分け8敗を記録。リーグアンでは欧州5大リーグにおける新記録を更新する開幕14連勝を達成するなど圧倒的な強さをみせ、2連覇となる優勝を飾った。

　一方、チームが昨季まで5連覇を達成していたクープ・ドゥ・ラ・リーグ（リーグ杯）では準々決勝でまさかの早期敗退。クープ・ドゥ・フランス（フランス杯）でも決勝で敗れて4連覇がストップした。チャンピオンズリーグでもベスト16敗退に終わり、悲願の欧州制覇には今季も手が届かなかった。

「PSGとの関係を延長することができてとても嬉しいし誇りに思う。会長とクラブが私とスタッフを信頼してくれたことに感謝している。我々のクラブの最高の時はこれからやってくると確信している」とトゥヘル監督は契約延長に際してさらなる成功への意気込みを述べている。

【了】