トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督【写真:Getty Images】
トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、レアル・マドリーの練習場に宿泊することを拒否されたと発言したことに対し、マドリーは公式声明でその発言内容を否定することになった。
チャンピオンズリーグ(CL)決勝進出を果たしたトッテナムは、6月1日にリバプールとのイングランド対決で欧州チャンピオンの座を争う。試合会場となるのはアトレティコ・マドリーの本拠地であるワンダ・メトロポリターノだ。
試合に先立ち、両チームはレアル・マドリーの練習場を借りて準備を行うことも予定している。トッテナムは5月30日と31日、リバプールは試合当日の午前にレアル・マドリー練習場でのトレーニングセッションを行う。
ポチェッティーノ監督はスペイン『コペ』のインタビューに対し、練習場は借りることができたが宿泊は拒否されたと発言。「決勝の前には近くのホテルに滞在する。(マドリー会長の)フロレンティーノ(・ペレス)にはスポーツセンターに泊まらせてほしいと頼んだが、レアル・マドリーの監督にならなければ泊められないと言われたよ」と語った。
ポチェッティーノ監督の言葉は「ジョーク」だと英国やスペインのメディアは受け止めている。だがマドリーは24日に公式声明を出し、宿泊を拒否したという事実はないと主張した。
「マウリシオ・ポチェッティーノ監督の発言に驚いている」とマドリーは述べ、「そのような要請が行われたというのは全くの虚偽だということを明確にしたい」と主張。練習場の提供など全面的な協力姿勢を見せてきたと強調した上で、両チームの宿泊先は欧州サッカー連盟(UEFA)により決定されたものであるとも説明している。
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