上田綺世【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は24日、来月14日にブラジルで開幕するコパ・アメリカ2019(南米選手権)に挑む日本代表メンバー23名を発表した。
今回発表されたメンバーの中で初招集の選手は13名となっている。その中で、法政大学FW上田綺世が唯一大学生として選出された。大学生A代表が誕生したのは、2010年1月のアジアカップ予選で当時福岡大学に在籍していたFW永井謙佑と流通経済大学に在籍していたMF山村和也以来の9年半ぶりとなる。
上田は東京五輪世代の20歳で、2年後の鹿島アントラーズ入りが内定している。同選手はU-22代表を主戦場としていたが、大学の出席日数にも配慮し、トゥーロン国際大会の遠征メンバー入りを見送られていた。
また、東京五輪世代の選手を選出した理由について森保一監督は「若い選手がこのコパ・アメリカという素晴らしい大会に出られることによって、選手の成長につながり、来年の東京五輪にプラスになるというふうに思っています。東京五輪で我々は金メダルを取ろうと思っています。そのためにはA代表で活躍できるくらいの力の持った選手が東京五輪に出て戦うことでなければ難しいということ」と話した。
大学生A代表である上田はブラジルの地で、東京五輪へ向けての成長へつなげる。
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