エミリアーノ・サラ【写真:Getty Images】
フランス・リーグアンのナントからイングランド・プレミアリーグのカーディフ・シティへ移籍が決まっていたアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラは移籍を希望していなかったようだ。英メディア『ミラー』などが現地時間の22日に報じた。
カーディフに移動中のサラを乗せた小型飛行機が、現地時間の1月21日に消息不明となった。その後の懸命な捜索の結果、2月3日に沈んでいた機体を発見。7日にサラの遺体と確認された。サラが所属していたナントは同選手がつけていた背番号9を永久欠番にすることも発表している。
同メディアによると、現地時間の22日に放送した仏メディア『レキップ』のドキュメンタリー番組で、今年1月6日にサラが『ワッツアップ』というアプリで友人に送っていたメッセージを公開。そこには友人に送ったサラの本心が綴られていた。
『レキップ』によると、サラは代理人からメッセージがあり、クラブのオーナーの息子と話し合いを行った。そして、そこで移籍の話を聞いたようだ。サラは「今日カーディフからオファーがあった。ナント側は多くの移籍金を手に入れるために交渉をした。だから、彼らは僕をカーディフに行かせたかったんだ。良い契約なのは事実だ。でも、フットボールの観点から見ると、僕にとっては魅力的ではない」と友人にメッセージを送ったという。
今も移籍金問題に揺れるナントとカーディフだが、サラのメッセージ公開で新たな事実が判明した。
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