日本サッカー協会(JFA)は23日、今月に行われるキリンチャレンジカップ2019に挑む日本代表のメンバーを発表した【写真:田中伸弥】
日本サッカー協会(JFA)は23日、今月に行われるキリンチャレンジカップ2019に挑む日本代表のメンバーを発表した。
明日にはコパ・アメリカ ブラジル2019に挑むメンバーが発表されるが、この27人から選出されるのは誰になるだろうか。前提としてヨーロッパはシーズンオフ、Jリーグはシーズン中という違いがある。
▽GK
権田修一(ポルティモネンセ/ポルトガル) 〇 アジア杯にも出場しているが、コパ・アメリカでも引き続き正守護神候補だ
シュミット・ダニエル(ベガルタ仙台) × 仙台として失いたくない存在。アジア杯にも出場しているため、可能性は低い
大迫敬介(サンフレッチェ広島) ◎ 今回の招集はU-20ワールドカップを回避してのものであり、コパ・アメリカも見込んでのものだろう。キリン杯でアピールしたい
川島永嗣(ストラスブール/フランス) 〇 電撃復帰となったが、これもコパ・アメリカを視野に入れてのものとなっているはずだ
▽DF
植田直通(セルクル・ブルージュ/ベルギー) 〇 アジア杯にも出場しておらず、所属クラブとしてもコパ・アメリカでプレーしてもらいたいはず
槙野智章(浦和レッズ) × ロシアW杯、アジア杯にも出場しているため、クラブ側が招集を許可する可能性は低い
酒井宏樹(マルセイユ/フランス) △ 日本には欠かせない存在だが、ロシアW杯、アジア杯に出場しているため、マルセイユとしてはあまり送り出したくない可能性もある
室屋成(FC東京) × FC東京からはすでに3人が選ばれており、全員がコパ・アメリカに参戦するとは思えない。とくに室屋はアジア杯にも出ているため、ブラジル行きの可能性は低い
冨安健洋(シント=トロイデン/ベルギー) 〇 アジア杯にも出場しているが、クラブ側としてはコパ・アメリカでさらに評価を上げてほしいと思っているだろう。本人も南米の強豪との対戦を心待ちにしているはずだ
長友佑都(ガラタサライ/トルコ) 〇 ロシアW杯、アジア杯に出場しているため、クラブ側が許可を出さない可能性もある。しかし、本人はコパ・アメリカ出場に相当な意欲を持っているはずだ
昌子源(トゥールーズ/フランス) 〇 アジア杯には招集されていないため、トゥールーズがブラジル行きを拒否する可能性は低い。出場は有力だ
中山雄太(スヴォレ/オランダ) 〇 今回がA代表初招集となったが、引き続きコパ・アメリカメンバーにも入ることが有力。所属クラブとしても経験を積んでほしいところだろう
畠中槙之輔(横浜F・マリノス) × アジア杯などには出場していないが、ブラジル行きは厳しいか
▽MF
柴崎岳(ヘタフェ/スペイン) ◎ 所属クラブであるヘタフェとすれば、ぜひともコパ・アメリカで評価を上げてほしいと思っているだろう
原口元気(ハノーファー/ドイツ) △ ロシアW杯、アジア杯に出場し、所属クラブでもコンスタントにプレー。疲労は溜まっているはずだが、ハノーファーがどう判断するか
小林祐希(ヘーレンフェーン/オランダ) 〇 すでにヘーレンフェーンを退団。本人もステップアップのために、ブラジル行きを希望することだろう。出場の可能性は高い
伊東純也(ヘンク/ベルギー) 〇 アジア杯に出場しているが、引き続きコパ・アメリカに出場することが有力。スタメンの座を奪えるかはわからないが、控えにいても頼もしい存在だ
中島翔哉(アル・ドゥハイル/カタール) ◎ カタール代表もコパ・アメリカに出場するため、同国のリーグ戦はその期間は中断になるという。そのため、中島が招集されない理由はどこにも見当たらない
堂安律(フローニンヘン/オランダ) 〇 本人は夏に移籍を希望しており、本人、そしてクラブともにコパ・アメリカでさらに評価を上げていきたいところだろう
南野拓実(ザルツブルク/オーストリア) 〇 アジア杯には出場しているが、ザルツブルクとすれば日本代表でもっと評価を上げてほしいはず
香川真司(ベシクタシュ/トルコ) ◎ もはやコパ・アメリカで評価を上げなければ厳しい状況。ベシクタシュもドルトムントも招集拒否する可能性はまったくないだろう
橋本拳人(FC東京) × コパ・アメリカという大きな大会で結果を残せれば代表定着も夢ではない。ただ、大会期間中にリーグ戦が控えているため、招集は見送られるかもしれない
守田英正(川崎フロンターレ) × コンスタントに招集されるものの、負傷続きで代表では結果を残せていない。コパ・アメリカは最大のアピールの場となるだろうが、今回は別の理由で参戦が厳しいか
久保建英(FC東京) ◎ U-20ワールドカップの出場を回避しての招集であり、コパ・アメリカ出場は間違いないと見ていいだろう
▽FW
岡崎慎司(レスター/イングランド) 〇 川島同様、電撃復帰となったが、森保一監督はコパ・アメリカも視野に入れて招集したはずだ
大迫勇也(ブレーメン/ドイツ) × すでにブレーメンが招集を拒否する意向を示している。ブラジル行きはほぼないだろう
鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌) × コパ・アメリカでは大迫不在というビッグチャンスが巡ってきたが、そのチャンスもJリーグの影響で棒に振る可能性が高い
◎→濃厚 〇→有力 △→微妙 ×→厳しい
【了】