サンフレッチェ広島がメルボルン・ビクトリーに勝利【写真:Getty Images】
【メルボルン・ビクトリー 1-3 サンフレッチェ広島 ACL第6節】
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグF組最終節のメルボルン・ビクトリー対サンフレッチェ広島戦が22日に行われ、アウェイの広島が3-1で勝利を収めた。
ビクトリーはすでにグループステージ敗退、広島は首位での決勝トーナメント進出が決定しており、両チームにとって完全な消化試合。だが特にビクトリーにとっては、単に今季最後の公式戦というだけでなく、特別な意味を持つ試合となった。
マスカット監督がこの試合を最後に退任するビクトリーは、同じくこの試合が退団前のラストマッチとなる本田圭佑、引退試合となる主将バレリらを含めて主力メンバーを起用。一方の広島は若手主体のメンバーでグループ最終戦に臨む。
開始5分、早くも先手を取ったのはアウェイの広島。右CKから森島司の上げたクロスに松本大弥が頭で触り、ファーへ流れたボールを松本泰志が頭で押し込んだ。
だがその後はビクトリーがボールを支配して反撃を試みる。本田も右サイドに持ち上がってのクロスや絶妙なスルーパスなどでチャンスを演出していたが、GK林卓人の好守などもあり広島が1点リードのまま折り返した。
70分にはビクトリーの攻勢が実を結び、同点のゴールが生まれる。エリア前正面からのFKを本田が蹴ると匂わせ、トイボネンが右足で放ったシュートが見事にゴール左隅に突き刺さった。
だが追いつかれた広島は一気に2ゴールを返して突き放す。73分にはエリア手前左側で森島のパスを受けた皆川佑介が今季公式戦初得点をマーク。その2分後にも森島が鮮やかなミドルを突き刺して2点差とした。
そのまま勝利を収めた広島は、グループステージ初戦に敗れたあと5連勝。決勝トーナメント1回戦ではE組を2位通過した鹿島アントラーズと対戦する。
【得点者】
5分 0-1 松本泰志(広島)
70分 1-1 トイボネン(メルボルンV)
73分 1-2 皆川佑介(広島)
75分 1-3 森島司(広島)
【了】