リヨンのアダ・ヘガーベルグと熊谷紗希【写真:Getty Images】
英メディア『BBC』は22日、女子の2019年年間最優秀選手にリヨンの元ノルウェー代表FWアダ・ヘガーベルグを選出したことを発表した。候補にノミネートされていたDF熊谷紗希の受賞はならなかった。
受賞者は監督、選手、連盟、記者などのサッカー専門家により選ばれた候補の中から一般投票で選出。先月18日に発表された5人の最終候補には、リヨンでプレーするなでしこジャパン(日本代表)の熊谷も含まれていた。
ヘガーベルグと熊谷のほか、候補にノミネートされていたのはヴォルフスブルクのデンマーク代表FWペアニレ・ハーダー、ポートランド・ソーンズのアメリカ代表MFリンジー・ホラン、シカゴ・レッドスターズのオーストラリア代表FWサマンサ・カー。投票ではヘガーベルグが1位、ハーダーが2位、カーが3位となった。
23歳のヘガーベルグは2017年に続いて2回目の受賞。今季は熊谷らとともにリヨンの女子チャンピオンズリーグ4連覇に大きく貢献し、18日に行われた決勝のバルセロナ戦でもハットトリックを達成していた。
ヘガーベルグは受賞コメントの中で熊谷にも言及。「サキは私のルームメートで、彼女の力も、クラブにもたらしてきたものも分かっている。日本代表のキャプテンでもあることが多くを物語っている」と賛辞を送っている。
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