マンチェスター・シティのヴァンサン・コンパニ【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティは19日、キャプテンを務めるベルギー代表DFヴァンサン・コンパニが今季限りで同クラブを退団することを発表した。
シティは今季のプレミアリーグ、FAカップ、カラバオ・カップ(リーグ杯)で優勝を飾り、イングランドで史上初となる“国内3冠”を達成。現地時間18日にはその3冠を完成させるFAカップ優勝を飾ったが、その決勝のワトフォード戦がコンパニにとってシティでのラストマッチとなった。
現在33歳のコンパニはドイツのハンブルガーSVから2008年にシティに加入。11年間にわたって在籍し、2011/12シーズンから8年間にわたってキャプテンを務めてきた。シティで公式戦通算360試合に出場し、20ゴールを記録している。
コンパニがキャプテンに就任した年にシティは44年ぶりのリーグ優勝を成し遂げ、そこから8年間で4回の優勝。シティがイングランドと欧州を代表する強豪クラブへと飛躍する中で、コンパニは中心的存在として重要な役割を果たしてきた。
「去る時がやってきた。こんなシーズンで終えられるなんて、とにかく感謝の思いしかない。この特別な旅、特別なクラブをサポートしてくれた全ての人々に感謝している」とコンパニは退団に際してコメントしている。今後の去就は現時点で未定だが、シティは「ヴァンサンの次のステップを近々発表する」と述べている。
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