光るセンスの良さ
ポーランドで開催されるU-20ワールドカップ。AFC U-19選手権でプレーした安部裕葵、大迫敬介、久保建英の3人がメンバーから外れている。コパ・アメリカへ臨むA代表へ選出するためのようだ。安部と久保を欠いた攻撃陣でキーマンになりそうなのが斉藤光毅である。
インドネシアで行われたAFC U-19選手権に最年少で出場、2試合連続得点の活躍をみせた。17歳はU-20ワールドカップの日本代表メンバーでも最年少だ。170センチと小柄、体格も華奢にみえるが、インドネシアでは最も光った選手の1人だった。
センスがいい。ボールコントロールの柔らかさ、動きの俊敏さもあるが、天性のカンの良さを感じさせる。センスでは同年齢の久保も素晴らしいが、同じセンスの良さでも、調味料なら久保は濃い口、斉藤は薄口という感じだろうか。日本のサッカー少年の理想を体現しているようなプレーぶりだと思う。
パスもドリブルもできて点もとれる。洗練されていてオシャレで遊び心がある。中でも得点感覚が非凡だ。いい場所にいいタイミングで現れる、そしてフィニッシュにアイデアがあって正確。ペナルティーエリアの中で落ち着いている。
「(U-20ワールドカップは)結果を残して飛躍の大会にしたい」(斉藤光毅)
結果とは? と聞くと、「目に見える結果です。ゴールかアシスト」と答えた。
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