フォルトゥナ・デュッセルドルフの宇佐美貴史【写真:Getty Images】
ドイツ1部のフォルトゥナ・デュッセルドルフに所属するFW宇佐美貴史は、「またしても失敗」に終わったとして、独誌『キッカー』で酷評されている。
過去にはバイエルン・ミュンヘンやホッフェンハイムで実力を発揮しきれず、アウクスブルクでも十分な出場機会を得られなかった宇佐美。だが昨季2部で戦っていたデュッセルドルフにレンタルされると、特に原口元気も加入したシーズン後半戦には調子を上げ、チームの2部優勝と1部昇格に貢献した。
デュッセルドルフは宇佐美をチームに残すことを熱望し、昨年夏にはアウクスブルクからの再レンタルが決定した。だがシーズン前半戦には先発する試合も多かったが、2月以降になると交代出場でのわずかな出場時間しか与えられない時期が続いている。
『キッカー』は宇佐美のシーズンについて、「非常に控えめな1年」「大きな期待をかけられていたが、またしても失敗してしまった」と記述。優れたシュート技術などを有していることは評価しながらも、その能力を実際に発揮することがあまりにも少なすぎると評している。
今季終了後には再びアウクスブルクからのレンタルが満了する。「来季はもうデュッセルドルフにいないことは確実」と独誌は見通しを示しており、今夏の去就は不確定だと見なされている。
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