今年のアジアカップで優勝を飾ったカタール【写真:Getty Images】
2023年に開催が予定される次回のAFCアジアカップ開催地は、韓国が招致の辞退を表明したことにより、中国で開催される可能性が高い見通しとなった。中国『新華社通信』などが伝えている。
4年に1回開催されるアジアカップは、今年1月から2月にかけてUAEで2019年大会が開催され、決勝で日本代表を破ったカタール代表が初優勝を飾った。東地区での開催となる4年後の次回大会は、今年6月4日に開催地が発表されることが見込まれている。
当初開催地に立候補していた国のうち、インドネシアとタイはそれぞれ2017年に辞退。韓国と中国が立候補国として残っていたが、15日には韓国サッカー協会(KFA)も辞退を表明した。
韓国は2023年のFIFA女子ワールドカップを北朝鮮と共同開催することを目指しており、同年に予定されるアジアカップの開催は断念して女子ワールドカップ招致に専念する決断を下したとのこと。これにより、アジアカップは候補地として唯一残った中国での開催が濃厚な状況となった。
中国は過去に2004年大会も開催しており、2023年大会の開催が決まったとすれば5大会ぶり2回目となる。前回の2004年大会ではジーコ監督率いる日本が決勝で地元中国を下して優勝を飾った。
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