バルセロナのネルソン・セメド【写真:Getty Images】
バルセロナのポルトガル代表DFネルソン・セメドに対しては、イングランドやイタリアから複数のオファーが届いており、本人が移籍を考える可能性もあるとみられている。スペイン紙『マルカ』が伝えた。
現在25歳のセメドは2017年夏にベンフィカからバルサに加入。ボーナスを含めて3500万ユーロ(約42億8000万円)の移籍金が支払われた。
1年目の昨季は公式戦36試合に出場し、今季はこれまで43試合に出場。出場機会は決して少なくはないが、リーグ戦の先発は19回と不動のレギュラーではなく、右サイドバックのポジションをセルジ・ロベルトと分け合っている。
クラブはセメドのパフォーマンスに満足しているものの、より安定した出場時間の確保を望む同選手は、移籍も視野に入れているのではないかとの見方が伝えられている。イングランドやイタリアからは非公式なものも含めてオファーがあり、バルサが支払った3500万ユーロと同程度の提示も見込まれるという。
アヤックスのDFマタイス・デ・リフトやアトレティコ・マドリーのFWアントワーヌ・グリーズマンなどの獲得が噂され、資金が必要なバルサとしても、選手の売却を検討する可能性があるかもしれない。セメドを放出した上で、今季主にBチームでプレーしていたセネガル代表DFムサ・ワゲをトップチームに引き上げるプランもあるとみられている。
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