プレミアリーグ優勝を決めたマンチェスター・シティ【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティは、プレミアリーグ優勝を争ったリバプールの選手たちやサポーターを侮辱するようなチャントで優勝を祝ったとして批判を受けたが、クラブは悪意を否定している。英紙『ガーディアン』など複数メディアが伝えた。
シティとリバプールが接戦の首位争いを繰り広げてきた今季プレミアリーグは、現地時間12日に行われた最終節の試合でついに決着。リバプールを1ポイント差で抑えたシティが2連覇となる優勝を決めた。
アウェイでのブライトン戦に勝利して優勝を決めたシティだが、その帰路の飛行機内で撮影されたとみられる動画が出回って物議を醸した。機内では選手たちが優勝を祝っている様子だが、そこで歌われるチャントの歌詞が問題視されている。
歌詞にはリバプールが昨季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝で敗れたことや、モハメド・サラーの負傷などを揶揄する内容が含まれていたと捉えられている。また、昨年10月のローマ戦でリバプールサポーターのショーン・コックス氏が相手サポーターの襲撃を受け深刻な容態となったことや、多くのリバプールサポーターが犠牲となった「ヒルズボロの悲劇」への侮辱的意図が含まれていたとの解釈も生じた。
これに対しシティ広報は、映像に捉えられた歌は今季中に歌われていた普通のチャントだと説明。昨季のCL決勝への言及は認めつつ、「歌詞がショーン・コックスやヒルズボロの悲劇に関連しているという考えは全く根拠がないもの」と主張している。
【了】