ユベントスのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
ユベントスは来季2019/20シーズンに着用する新デザインのユニフォームを12日に発表し、同日に行われたローマ戦でお披露目した。伝統の“縦縞”をなくしたデザインは論議を呼んでいる。
ユベントスといえば白と黒の縦縞がシンボル的デザインであり、国際的にも広く認知されている。イングランドのノッツ・カウンティのユニフォームを参考としたカラーを1903年に採用して以来、縞の太さなど細部が変化することはあっても、100年以上にわたって1stユニフォームには白と黒の縦縞を用い続けてきた。
だが今年3月頃より、来季のユニフォームが縦縞ではなくなるという情報が出回っていた。リーク写真だとされるものも出回ったそのデザインは、ユニフォームを白と黒で左右半分ずつに分割し、中央に細いピンクの縦ラインが入ったもの。ピンクは白黒を採用する以前のチームカラーであり、その後も2ndユニフォームなどで使用されている。
12日にユーベが正式に発表した新ユニフォームは、リークされていた通りのものだった。ローマとの試合にはさっそくそのユニフォームを着用して臨んだが、結果は0-2の敗戦に終わり、新ユニフォームでの初陣を飾ることはできなかった。
伝統を覆すデザインのユニフォームに対しては、ファンやメディアの間で論議が巻き起こっている。だがユーベは「変化を恐れない」「伝統は限界ではなく未来へのインスピレーション」とスローガンを掲げ、新デザインのユニフォームが象徴する革新的姿勢を強調している。
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