リバプールのサディオ・マネとモハメド・サラー【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグの最終節となる第38節の試合が現地時間12日に行われ、今季の全日程が終了した。得点王のタイトルは、3人のアフリカ出身選手が分け合うことになった。
22ゴールで得点ランク首位に立っていたリバプールのモハメド・サラーは、最終節のウォルバーハンプトン戦では無得点。同じリバプールのサディオ・マネはその試合で2点を挙げ、22ゴールに並んだ。
アーセナルのピエール=エメリク・オーバメヤンも最終節のバーンリー戦で2点を挙げて22得点でフィニッシュ。エジプトのサラー、セネガルのマネ、ガボンのオーバメヤンの3人のアフリカ出身選手が今季の得点王に輝いた。
複数の選手がプレミアリーグ得点王を分け合うのは、2010/11シーズンのディミタール・ベルバトフとカルロス・テベス以来8年ぶり。3人の選手が並んで得点王となるのは1998/99シーズンのジミー・フロイト・ハッセルバイク、マイケル・オーウェン、ドワイト・ヨーク以来20年ぶりとなった。
プレミアリーグ以前の時代も含めて、2人以上の得点王が生まれたシーズンは数回あるが、サラーとマネのように同一クラブの選手2人が得点王となるのはイングランドで史上初。欧州5大リーグでも1970年にアトレティコ・マドリーのルイス・アラゴネスとホセ・エウロヒオ・ガラテが同時得点王となったのが過去唯一の例だった。
昨季の得点王でもあるサラーはリバプール加入から2年連続の得点王。クラブ加入から2年連続得点王となった選手はプレミアリーグ時代では初であり、1968年にロン・デイビス氏がサウサンプトンで達成して以来51年ぶりとなった。
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