アヤックスのマタイス・デ・リフト【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは、以前からアヤックスのオランダ代表DFマタイス・デ・リフトの獲得に関心を示していたものの、“肥満体質”への懸念から一旦は獲得へ動くことを見送ったという。英紙『ミラー』が伝えている。
現在19歳のデ・リフトは欧州で最も注目を集める若手センターバックの一人。今夏には他国のビッグクラブへ移籍することが確実視され、特にバルセロナが有力な移籍先候補だとも言われている。
ユナイテッドもデ・リフトへの関心が噂されるクラブのひとつだが、昨夏には一旦獲得を見送ることを決めたと英紙は伝えている。その理由は、太りやすい体質への懸念があったとのことだ。
ルイス・ファン・ハール元監督がクラブへ連れてきたオランダ人スカウトのマルセル・バウト氏が、デ・リフトの視察を行っていた。バウト氏は、デ・リフトの父親のフランク氏が極度の肥満体型であり、息子も将来的に肥満となりスピードやパワーを失う恐れがあるとクラブに報告したという。
今季アヤックスのチャンピオンズリーグ準決勝進出などに貢献し、さらに評価を高めたデ・リフトを獲得するのに必要な移籍金は7500万ポンド(約107億円)だと言われる。昨年であれば、ユナイテッドはより低い金額で同選手を手に入れることも可能だったかもしれない。
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