ミノ・ライオラ氏【写真:Getty Images】
イタリアサッカー連盟(FIGC)からの活動停止処分を下された代理人ミノ・ライオラ氏に対し、国際サッカー連盟(FIFA)からも全世界を対象とした同様の処分が下された。英『BBC』など各国メディアが伝えている。
ライオラ氏はサッカー界の数多くのスター選手をクライアントに持ち、移籍市場に大きな影響力を持つ“大物代理人”。だが今月8日には、FIGCが同氏に対してイタリア国内での活動を3ヶ月間禁じる処分を言い渡した。
FIGCはライオラ氏に対する処分の理由を明らかにしてはいない。サッスオーロに所属するFWジャンルカ・スカマッカの4年前の移籍に携わった際に何らかの不正があったのではないかとの報道もある。
FIGCによる処分はイタリア国内に限定されたものだった。だがFIFAからも同様の処分が下されたことで、ライオラ氏は今年8月9日まで全世界で代理人活動を禁じられることになる。
今回の処分は特に、ライオラ氏が担当する選手たちの中でも、マンチェスター・ユナイテッドのMFポール・ポグバやアヤックスのDFマタイス・デ・リフトの今夏の去就に影響する可能性があるかもしれない。ポグバはレアル・マドリーへ、デ・リフトはバルセロナなどへの移籍の可能性が噂されている。
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