リバプール【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのリバプールが現地時間の7日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのバルセロナ戦で、4-0で勝利を収めた。2戦合計で4-3とし決勝進出を決めた。
この大逆転劇の裏にはボールボーイの存在があった。英メディア『エクスプレス』が現地時間の9日に報じた。1stレグで0-3とバルセロナに大敗したリバプールだったが、指揮官ユルゲン・クロップは決勝進出を決して諦めていなかった。1stレグの後に、指揮官は諦めていないというメッセージをスタッフを含めチーム全体に送ったという。
このメッセージを受け取ったアカデミーのメンタルコーチを務めるカール・ランカスター氏は、この試合でボールボーイを務めるアカデミーの選手たちに、できるだけ素早くリバプールの選手たちにボールを渡すように伝えた。
そして、2戦合計3-3となった79分、ボールボーイを務めた14歳のオークリーはリバプールがコーナーキックを得た直後、DFトレント・アレクサンダー=アーノルドに素早くボールを渡した。そして、アレクサンダー=アーノルドはバルセロナが陣形を整える前にペナルティーエリアにボールを送り、FWディボック・オリギの決勝ゴールが生まれた。
まさに指揮官クロップの魂が選手のみならずチーム全体に伝わり、勝利を手繰り寄せた。決して諦めない不屈の精神でリバプールは決勝でトッテナムを迎え撃つ。
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