イングランド・プレミアリーグのチェルシーが18歳のイングランド代表FWカラム・ハドソン＝オドイの放出を検討しているようだ。英メディア『ミラー』などが現地時間の9日に報じた。

　チェルシーは国際サッカー連盟（FIFA）から今後2回の移籍市場での補強禁止処分を受け、処分撤回を求める異議申し立てを行っていたが、FIFAにより棄却された。これにより選手を放出しても今後2回の移籍市場では選手を獲得できない。

　そんな中、来季で契約が切れるハドソン＝オドイの去就が注目されている。まだ、同選手は契約更新オファーを受け取っていない。今季リーグ戦では10試合の出場のみとなっている同選手には以前からドイツのバイエルンが獲得に興味を示し、今冬にオファーを出したが、チェルシー側に拒否された。

　だが、ハドソン＝オドイがクラブから出る意思があるなら、チェルシーとしては早めに放出し、できるだけ多くの移籍金を獲得したいと考えている。しかし、放出したとしても他選手を獲得できない。指揮官マウリツィオ・サッリが同選手に多くの出場機会を与えていない現状を考えると、移籍を志願する可能性もある。

　また、ベルギー代表MFエデン・アザールのレアル移籍が間近と伝えられていて、後釜を獲得できない以上、ウィンガーのハドソン＝オドイを留めておきたい。チェルシーとしては同選手の早めの放出か、育成の選択を強いられそうだ。

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