負傷者続出のリバプール
カンプ・ノウで行われたチャンピオンズリーグ・準決勝1stレグでは思わぬ大差がついた。ホームにリバプールを迎えたバルセロナは26分にルイス・スアレスが先制点を生み出し、前半のうちにリードを奪うことに成功。しかし、その後はリバプールに攻められる時間帯が続いていた。
それでも失点を許さなかったバルセロナ。そして後半の終盤には、エースのリオネル・メッシが完全に目を覚まし、75分に追加点を、82分には鮮やかなFKを沈めて3-0と快勝を収めた。
そして、現地時間7日には準決勝の2ndレグが開催される。舞台はリバプールの本拠地アンフィールドだが、ホームチームの決勝進出への可能性は限りなく低いと言わざるを得ないだろう。
まず、バルセロナ相手に最低3点を奪わなければならないという条件はかなり厳しい。さらに、アウェイゴールを奪っていないため、2ndレグで3点を取ったとしても延長戦に突入する。リーグ戦とCLをほぼ同じメンバーで戦っているリバプールからすれば、試合の中で疲労の影響というのも多少出てくるだろう。90分間のなかで4点を奪うことができれば、もちろんそうした影響を受けることは回避できるが、バルセロナ相手にそれだけの得点を奪うということは、かなり難易度の高いことだ。
さらにそんなリバプールに追い打ちをかけるのが多数の負傷者。ナビ・ケイタは起用できず、さらにはロベルト・フィルミーノもこの一戦を欠場することが決まっている。6日にはユルゲン・クロップ監督がリーグ戦で負傷したモハメド・サラーの欠場も明言。さらにフィルジル・ファン・ダイクも全体練習を回避し、個別練習に回ったとクラブ広報が明らかにしている。