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長友佑都、イスタンブール・ダービー日本人対決で軍配!香川真司は途中出場で存在感

text by 編集部 photo by Getty Images

長友佑都と香川真司
長友佑都と香川真司【写真:Getty Images】

【ガラタサライ 2-0 ベシクタシュ スュペル・リグ第31節】

 トルコ・スュペル・リグ第31節、ガラタサライ対ベシクタシュが現地時間5日に行われた。試合はDF長友佑都が所属するホームのガラタサライが2-0で勝利を収めた。

 イスタンブール・ダービーで長友と香川による初の日本人対決が実現。さらに4試合を残した時点でガラタサライは2位、ベシクタシュは3位につけている。首位バシャクシェヒルとの勝ち点差はそれぞれ2ポイントと3ポイントで優勝争いを演じている。6試合連続で出場中の香川はベンチスタートとなった。一方、2試合連続でスタメンフル出場の長友はこの日も左サイドバックで先発となった。

 しばらく拮抗した展開だったが27分、右サイドのスローインからベランダがペナルティエリア右で仕掛けると、相手DFの股を通すパスを供給。これをディアニェが触り、ボールがゴールに吸い込まれたが、ディアニェのオフサイドの判定。ガラタサライは惜しくも先制のチャンスを逃した。

 ここからガラタサライが段々とリズムに乗ってくる。34分にはオニェクルがDFラインの裏に抜け出しシュートを放つが、ベシクタシュ守護神カリウスに阻まれる。36分にはコーナーキックからベシクタシュがカウンターを発動しようとするが、長友が阻止。そのボールを繋ぎ、右に展開。右に開いたオニェクルが中央に切り込み、右足を振り抜く。だが、これもカリウスに阻まれた。

 すると43分、ペースをつかんでいたガラタサライが先制に成功する。自陣左サイドからのスローインを繋ぎ、中央でフェルナンドがオニェクルにスルーパス。これをオニェクルがゴールに流し込み、ガラタサライが先制に成功した。

 後半に入ってもガラタサライペースは変わらない。55分、右からのスローインをオニェクルが受け、反転する。この瞬間、ベシクタシュの選手達の動きが止まってしまう。オニェクルは中央に走り込んできたフェルナンドにスルーパス。フェルナンドは冷静に流し込み、ガラタサライが2点のリードに広げた。

 さらに68分、ムスレラのゴールキックから味方がフリックしたボールに反応したディアニェが抜け出すと、ペナルティエリアで仕掛ける。これに対応したビダがディアニェを倒してしまい、PKの判定となる。だが、その後VARが主審と確認を取り、ディアニェのオフサイドの判定でPKが覆された。ベシクタシュは命拾いをした形となった。

 1点が欲しいベシクタシュは75分、トコズに代え香川を投入した。これで日本人対決が実現となった。途中から入った香川は流れを変え、チームの攻撃を活性化させるが、得点に絡むことができなかった。

 試合はこのまま終了し、2-0でガラタサライが勝利を収めた。勝利したガラタサライはバシャクシェヒルを抜き、首位に立った。敗れたベシクタシュは残り3試合で勝ち点59のままで、3位につけている。ベシクタシュはガラタサライとの勝ち点差が4に広がってしまった。

【得点者】
43分 1-0 オニェクル(ガラタサライ)
55分 2-0 フェルナンド(ガラタサライ)

【了】

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