2013年(平成25年)
逆転で2013シーズンのJ1リーグを制覇したサンフレッチェ広島【写真:Getty Images】
この年のJリーグはJ1の18クラブ、J2の22クラブ、計40クラブで争われることになった。
参加クラブ
J1:サンフレッチェ広島、横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、セレッソ大阪、鹿島アントラーズ、浦和レッズ、アルビレックス新潟、FC東京、清水エスパルス、柏レイソル、名古屋グランパス、サガン鳥栖、ベガルタ仙台、大宮アルディージャ、ヴァンフォーレ甲府、湘南ベルマーレ、ジュビロ磐田、大分トリニータ
J2:ガンバ大阪、ヴィッセル神戸、京都サンガF.C.、徳島ヴォルティス、ジェフユナイテッド千葉、V・ファーレン長崎、松本山雅FC、コンサドーレ札幌、栃木SC、モンテディオ山形、横浜FC、ファジアーノ岡山、東京ヴェルディ、アビスパ福岡、水戸ホーリーホック、ギラヴァンツ北九州、愛媛FC、カターレ富山、ロアッソ熊本、ザスパクサツ群馬、FC岐阜、ガイナーレ鳥取
レギュレーションは前年と同様。J1の上位3チームが次シーズンのAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得。下位3クラブがJ2へ自動降格となる。
J2は上位2クラブがJ1へ自動昇格。残りの一枠は3~6位のチームによって行われるJ1昇格プレーオフを勝ち抜いたクラブに与えられることになっている。また、この翌シーズンからJ3の設立が決定していたため、J2からの自動降格チーム及び入れ替え戦に敗北したチームはJFLに降格(残留)ではなく、J3降格に移行することになった。
また、この年のJ1王者は劇的な形で決まることになった。開幕から順調に勝ち点を積み上げた横浜F・マリノスが第32節終了時点で首位に立っていた。そのため、ホームで行われた第33節、対アルビレックス新潟戦で勝利することができればリーグ制覇が確定していたのだが、まさかの敗北。続く最終節、対川崎フロンターレ戦でも敗れ、2004年以来となるJ1リーグ制覇をあと一歩のところで逃した。
大逆転で優勝を果たしたのはサンフレッチェ広島だった。現日本代表監督である森保一率いる同クラブは、史上4クラブ目となるJ1リーグ連覇を達成。日本サッカー史に新たな歴史を刻むことになった。