リーズのマルセロ・ビエルサ監督【写真:Getty Images】
イングランド・チャンピオンシップ(2部)のリーズ・ユナイテッドを率いるマルセロ・ビエルサ監督は、クラブに科された20万ポンド(約2900万円)の罰金を“自腹”で支払ったという。英紙『デイリー・メール』などが伝えている。
リーズが罰金処分を受けることになったのは、今年1月に発生した「スパイ事件」。ダービー・カウンティと対戦する試合の前に、リーズの派遣した関係者が相手の練習場でスパイ行為を行っていたことが明らかとなった。イングランドサッカー協会(FA)はこの一件でリーズに20万ポンドの罰金処分を言い渡した。
3日に行われた会見の中で、ビエルサ監督はその罰金処分に関してひとつの事実を明らかにした。「私ではなくクラブが受けた経済的制裁だ。しかし責任は私にあるので、私が自らのポケットから罰金を支払った」とのことだ。
ビエルサ監督の率いるリーズには、先週末に行われたアストン・ビラ戦でもまた別の騒動が発生。ビラの選手が負傷した際にプレーを止めなかったリーズが先制点を奪ったことで、両チームの選手たちが入り乱れての大乱闘となった。プレー再開後には、ビエルサ監督の指示を受けたリーズの選手たちが守備を放棄し、ビラに同点ゴールを決めさせた。
選手をコントロールすることができなかったとして、この件でもクラブに対して罰金処分が科されることが見込まれている。ビエルサ監督は、再びその責任が自分にあるとして罰金を自己負担する意志を示していると英メディアは伝えている。
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