ドイツ2部のホルシュタイン・キールに所属するFW奥川雅也は、来季もキールに残ってプレーを続けたいという希望を口にしている。ドイツ『Sportbuzzer』が伝えた。

　南野拓実も所属するオーストリアのレッドブル・ザルツブルクが保有権を持つ奥川は、レンタルの形で今季キールに加入。シーズン後半戦に入ってレギュラーポジションを確保し、最近8試合で5ゴールを挙げるなどの活躍をみせている。

　特に先週末のザントハウゼン戦ではドイツで自身初の1試合2得点を記録。「2ゴールはもちろんすごく良かったです」と喜びつつ、チームが2-3の敗戦に終わったことについては「もっとチームを助けられたかもしれません」と悔しさをのぞかせた。

　ドイツでのプレーや生活は快適に感じている様子で、「ここが大好きです。良い街、良いチーム、素晴らしいファン」と奥川。来季以降に向けても「キールに残りたい」と残留に意欲をみせつつ、「ザルツブルクからはまだ何も聞いていません」と現状を説明している。

　ティム・ヴァルター監督は奥川について「マサヤは敏捷で、きわめてドリブルに優れた選手だ」と評価。1対1やフィニッシュのプレーも褒めつつ、「フィジカルにはまだまだ取り組む必要がある。もっと頑強になるべきだ」と注文をつけている。

　奥川の活躍がありながらも、チームはここのところ3試合白星なしと調子を落とし、昇格争いの状況は厳しいものとなった。デュイスブルクと対戦する5日の試合に向けては、奥川は「自分たちに何ができるかを見せたい」と勝利を誓いつつ、「もちろんまたゴールも決めたいと思っています」と3試合連続ゴールも狙おうとしている。

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