北海道コンサドーレ札幌の鈴木武蔵【写真:Getty Images for DAZN】
【北海道コンサドーレ札幌 2-1 ヴィッセル神戸 J1第10節】
明治安田生命J1リーグ第10節の北海道コンサドーレ札幌対ヴィッセル神戸戦が10日に行われ、ホームの札幌が2-1で勝利を収めた。
札幌は前節までリーグ戦3連勝、公式戦5連勝と好調。一方の神戸は4連敗と極度の不調に陥っており、対照的な状態にある両チームの激突となった。
アンドレス・イニエスタがベンチ外となり、ルーカス・ポドルスキも前節に続いて欠場した神戸が期待を託すのはダビド・ビジャ。前半3分には右からのグラウンダーのクロスを受けたビジャが鋭いシュートを放ち、GKク・ソンユンの手を弾くもわずかにゴールラインに届かず。
だがその後は札幌が優位に立ち、立て続けに神戸ゴールを脅かしていく。チャナティップのミドルや、鈴木武蔵が良い形で前線へ抜け出すプレーなどで先制点に迫ったが、前半は両チームとも無得点で折り返した。
試合が動いたのは62分。西大伍がエリア内右サイドで福森晃斗に倒されて神戸がPKを獲得すると、ビジャのシュートがク・ソンユンに触らながらもゴールネットを揺らした。ビジャの得点は5節ぶりで今季4点目。
だがその6分後には札幌がスーパーゴールで同点に。右サイドで獲得したFKからのクロスが、クリアを試みた神戸守備陣の頭に当たってゴール前に浮き上がると、進藤亮佑が鮮やかなオーバーヘッドキックでゴール右へ蹴り込んだ。進藤はDFながらも最近4試合で3点目となるゴール。
72分には鈴木がエリア手前から強烈なシュートで逆転を狙うもわずかにポスト左へ。だがその3分後、早坂良太の右サイドからのクロスに合わせた鈴木がヘディングで叩きつけ、札幌が試合をひっくり返した。
終了間際の神戸の猛攻をしのいだ札幌はそのまま逃げ切りに成功し、3連敗のあと4連勝。神戸は監督交代後もトンネルの出口が見えない5連敗となった。
【得点者】
62分 ダビド・ビジャ(神戸)
68分 進藤亮佑(札幌)
75分 鈴木武蔵(札幌)
【了】