パリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペとネイマール【写真:Getty Images】
フランスサッカー連盟(FFF)の規律委員会は3日、クープ・ドゥ・フランス(フランス杯)決勝でレッドカードを受けたパリ・サンジェルマン(PSG)のFWキリアン・ムバッペに対し、3試合の出場停止処分を下すことを発表した。
PSGは先月27日に行われたクープ・ドゥ・フランス決勝でレンヌと対戦し、2-2からPK戦で敗れて準優勝に終わった。ムバッペはこの試合の延長後半終了間際に、危険なファウルで一発レッドカードを受けていた。
規律委員会はムバッペのプレーに対し、公式戦3試合の出場停止処分を決定した。火曜日に行われたリーグアン第34節のモンペリエ戦を欠場したことですでに1試合を消化しており、さらに4日のニース戦、11日のアンジェ戦も欠場することになる。
ムバッペが復帰できるのは第37節のディジョン戦であり、最終節のスタッド・ランス戦と合わせて今季プレー可能なのは残り2試合。得点ランクでは2位に10点差をつけての首位に立っており、いずれにしても得点王の座が脅かされる可能性は低そうだ。
一方、レンヌ戦では試合後のFWネイマールの行為も問題となった。ネイマールは、チームが銀メダルを授与されるため観客席の階段を上がっていく途中で、ファンの男性の顔面に向けてパンチを繰り出した。
規律委員会はネイマールのこの一件について「(処分の)手続きを開始した」と述べている。処分の発表は後日となるが、最大で8試合の出場停止処分が下される可能性もあるとみられている。
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