本田圭佑【写真:Getty Images】
【メルボルン・ビクトリー 3-1 ウェリントン Aリーグ・ファイナルシリーズ準々決勝】
オーストラリアAリーグ・ファイナルシリーズ準々決勝、メルボルン・ビクトリー対ウェリントン・フェニックスが現地時間3日に行われた。試合はMF本田圭佑が所属するホームのメルボルンが3-1で勝利した。
レギュラーシーズンを3位で終えたメルボルンはレギュラーシーズン6位以内が進出するファイナルシリーズに挑み、同6位のウェリントンと対戦した。本田は中盤ダイヤモンド型の右で先発フル出場を果たした。前から積極的に来るウェリントンに対して、守備で貢献。積極的にボールに絡み、FKからアシストを記録するなど勝利に貢献した。
メルボルンがいきなりピンチを迎える。1分、ペナルティエリア手前の中央からクリシュナが左足で強烈なミドルシュート。高さを抑えた絶妙なシュートはGKトーマスが左手で防いだ。このこぼれ球もシュートまで持ち込まれるが、枠を大きく外した。
21分、センターサークル付近で本田がボールを受けると、そのまま相手陣内へドリブルを開始。ペナルティエリア手前まで持ち込んだ本田は左足でシュート。グラウンダーのボールは惜しくもGKに防がれた。
序盤はウェリントンに押し込まれていたメルボルンだったが決定機が訪れる。42分、ペナルティエリアからやや離れた位置でメルボルンがFKを獲得。本田が左足で送ると、中央でニーダーマイアーがヘディングシュート。これがゴールに決まり、メルボルンが本田のアシストで先制した。
後半に入ると1点をリードしたメルボルンペースに。すると53分、相手陣内で本田がプレッシャーをかけると、トラップミスした相手からトイヴォネンがボールを奪い、ペナルティエリア手前からバルバルセスにスルーパス。これを冷静に流し込み、リードを2点に広げた。
だが、ウェリントンが反撃に出る。64分、左サイドからシングが左足で中央にクロスを送ると、クリシュナが足で合わせ、ゴールに突き刺した。これでウェリントンが1点差に詰め寄った。
1点差に詰め寄られたメルボルンだったが71分に追加点を奪う。バルバルセスが自陣でボールを受けると、センターライン手前からトイヴォネンに縦パス。相手DFがスライディングで足に当てるが、高く上がったボールはトイヴォネンの下へ。トイヴォネンはペナルティエリア右にドリブルで侵入し、GKが出てきたところを良く見て、浮き球で流し込んだ。これでメルボルンが再びリードを2点に広げた。
後半ATにウェリントンはコプチンスキがこの日2枚目のイエローカード受け、退場処分となった。これに不服のウェリントン指揮官が抗議し、イエローカードを受けた。2点を失い、終盤に退場者を出したウェリントンは追加点を奪うことができず。3-1でメルボルンが勝利を収めた。勝利したメルボルンはシドニーFCの待つファイナルシリーズ準決勝に進出した。
【得点者】
42分 1-0 ニーダーマイアー(メルボルン・ビクトリー)
53分 2-0 バルバルセス(メルボルン・ビクトリー)
64分 2-1 クリシュナ(ウェリントン)
71分 3-1 トイヴォネン(メルボルン・ビクトリー)
【了】