バルセロナのフィリッペ・コウチーニョ【写真:Getty Images】
バルセロナのMFフィリッペ・コウチーニョは、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのリバプール戦で交代してピッチを去る際に観客席からのブーイングを浴びせられた。FWリオネル・メッシはファンの対応に苦言を呈している。
コウチーニョは自身の古巣であるリバプールをホームに迎えた試合に先発出場。スコアが1-0だった60分、バルサの最初の交代選手としてピッチを後にした。その後、メッシが2得点を加えたバルサは3-0での勝利を飾る結果となった。
今季を通して低調なパフォーマンスが続き、ファンやメディアから批判の対象となっていたコウチーニョは、この試合でも精彩を欠いたと評されている。ボールタッチはバルサの先発選手で最少の35回と記録された。
スペイン紙『アス』は「魔法のような夜の中で“醜いアヒルの子”だった」とコウチーニョについて表現。英紙『デイリー・メール』は、古巣との対戦による「舞台負け」に苦しんだとしつつ、同じく元リバプールのFWルイス・スアレスが1ゴールを挙げたことと対比している。
またしてもホームのファンから厳しい対応を受けたコウチーニョだが、メッシはファンに向けて苦言を呈した。「シーズンの決定的な時期であり、今まで以上に団結しなければならない。誰のことも批判するような時期じゃない。チームメートがあんな形で見送られるのは気分の悪いことだ」と試合後にコメントしている。
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