ミランのティエムエ・バカヨコ【写真:Getty Images】
セリエAで苦しい状況に陥ったミランは、選手全員に5日間の“強制合宿”を課すことを決めた。その最終的なきっかけとなったのは、MFティエムエ・バカヨコの練習遅刻だとみられている。イタリア『スカイ』などが伝えた。
ミランは先月24日にコッパ・イタリア準決勝2ndレグのラツィオ戦に敗れて決勝進出を逃したのに続いて、28日にはセリエAのトリノ戦にも敗戦。来季チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位から陥落し、一気に7位にまで順位を落とした。
残りの4試合で状況を立て直し、CL出場権獲得の至上命題を達成するため、クラブは選手たちに対して改めて最大限の努力とプロ意識を要求していた。だが緊張感が求められるその状況の中で、1日午前の練習にバカヨコが約1時間遅れて到着したという。
伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などによれば、バカヨコは練習に向かう車のガス欠が遅刻の理由だと主張しているとのこと。いずれにしても同選手の遅刻に激怒したジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、チーム全体に合宿を命じたようだ。
次節のホームでのボローニャ戦が行われる6日まで、選手たちは5日間にわたって帰宅できず、練習場に拘束されることになる。また、バカヨコには重い罰金処分も科される見通しだと伝えられている。
バカヨコは先月13日のラツィオ戦でも、MFフランク・ケシエとともに相手選手と交換したユニフォームを挑発的に掲げたとして、イタリアサッカー連盟(FIGC)からの罰金処分を受けたばかりだった。
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