クラブワールドカップ準決勝
クリスティアーノ・ロナウドらを擁するマンチェスター・ユナイテッドとガンバ大阪が対戦【写真:Getty Images】
J1で8位に終わったガンバ大阪だったが、アジアでは日本勢としては2年連続となる頂点に立った。ACL決勝でオーストラリアのアデレード・ユナイテッドを2戦合計5-0と圧倒。西野ガンバここにありを証明し、クラブワールドカップへと駒を進めた。
そのクラブワールドカップでは準々決勝でACL決勝の相手と同じアデレード・ユナイテッドを1-0で下し、マンチェスター・ユナイテッドの待つ準決勝へ。当時黄金期を謳歌していたサー・アレックス・ファーガソン監督率いる“赤い悪魔”に真っ向から対峙し、3-5という激戦を演じた。
両チームスタメン
ガンバ大阪
GK:藤ヶ谷陽介
DF:加地亮
DF:中澤聡太
DF:山口智
DF:安田理大
MF:橋本英郎
MF:明神智和
MF:遠藤保仁
FW:山崎雅人
FW:ルーカス
FW:播戸竜二
マンチェスター・ユナイテッド
GK:エドウィン・ファン・デル・サール
DF:ガリー・ネビル
DF:リオ・ファーディナンド
DF:ネマニャ・ヴィディッチ
DF:パトリス・エヴラ
MF:アンデルソン
MF:ポール・スコールズ
MF:クリスティアーノ・ロナウド
MF:ナニ
MF:ライアン・ギグス
FW:カルロス・テベス
ユナイテッドはウェイン・ルーニーやパク・チソンをベンチに置く豪華なメンバー構成。序盤は様子見もあったが、徐々にエンジンがかかってギグスのコーナーキックからヴィディッチとC・ロナウドが頭でゴールネットを揺らす。
G大阪は74分に山崎のゴールで1点を返すも、直後に途中出場のルーニーに決められて再び突き放される。そこからは乱打戦に。78分にこちらも途中出場のダレン・フレッチャー、さらに79分にルーニーが2点目を挙げて一気に点差を広げるが、G大阪も85分に遠藤のPK、後半アディショナルタイムに橋本のゴールで最後まで諦めない姿勢を見せた。
3-5でユナイテッドに敗れたG大阪は、3位決定戦でメキシコのパチューカに1-0で勝利しクラブワールドカップ3位に輝いている。西野朗監督が率いた攻撃的なスタイルの青黒軍団の重要なハイライトとなる大会だった。