2007年(平成19年)
本田圭佑は2007年を最後に欧州へ移籍。名古屋での最後の1年は30試合出場3得点だった【写真:Getty Images】
J1はJ2から昇格した横浜FC、柏レイソル、ヴィッセル神戸を加えた18クラブ、J2はJ1から降格した京都サンガF.C.、セレッソ大阪、アビスパ福岡も含めた13クラブによって争われた。なお京都はこの年の2月に「京都パープルサンガ」から改称している。
●J1参加クラブ
鹿島アントラーズ
浦和レッドダイヤモンズ
大宮アルディージャ
ジェフユナイテッド市原・千葉
柏レイソル
FC東京
川崎フロンターレ
横浜F・マリノス
横浜FC
ヴァンフォーレ甲府
アルビレックス新潟
清水エスパルス
ジュビロ磐田
名古屋グランパスエイト
ガンバ大阪
ヴィッセル神戸
サンフレッチェ広島
大分トリニータ
●J2参加クラブ
コンサドーレ札幌
ベガルタ仙台
モンテディオ山形
水戸ホーリーホック
ザスパ草津
東京ヴェルディ1969
湘南ベルマーレ
京都サンガF.C.
セレッソ大阪
徳島ヴォルティス
愛媛FC
アビスパ福岡
サガン鳥栖
レギュレーションは前年から変更なく、J1は18クラブによるホーム&アウェイの総当たり戦、J2は13クラブがホーム&アウェイでそれぞれ2度ずつ対戦する48試合制だった。J1の下位2クラブが自動降格、J2の上位2クラブが自動昇格というルールも変わらず。レギュラーシーズン終了後にはJ1の16位とJ2で3位になったクラブがホーム&アウェイで対戦する入れ替え戦も行われた。
また、この年から『スカパー!』がJリーグ中継の中心となっていき、複数チャンネルを活用してJ1・J2全試合が生中継された。一方、地上波でのJリーグ中継の数は減った。
日本代表はイビチャ・オシム監督に率いられて7月にアジアカップに挑んだものの、準決勝でサウジアラビアに屈し、3位決定戦でもPK戦の末に韓国に敗れて4位に終わった。その後、オシム監督が11月に脳梗塞で倒れ、指揮を続けられなくなってしまい退任。後任には岡田武史新監督が就任した。