リオ・ファーディナンド氏【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは、クラブOBのリオ・ファーディナンド氏のスポーツディレクター(SD)就任に向けた交渉を行っているという。英紙『デイリー・メール』が伝えた。
現在40歳のファーディナンド氏は、現役時代に2002年から2014年までユナイテッドで12年間プレー。守備の要として6度のプレミアリーグ優勝や2008年チャンピオンズリーグ優勝などに大きく貢献した。
QPRで最後のシーズンを過ごして2015年に現役を引退したあと、ユナイテッドはファーディナンド氏を呼び戻すことを望んでいたが、様々な状況のため実現には至らなかったという。だが現在、エド・ウッドワードCEOとファーディナンド氏の間でSD就任に向けた交渉が行われているとみられている。
クラブを熟知していることに加え、引退後にビジネスで手腕を発揮していること、解説者としても活躍していることなどから、ファーディナンド氏は選手補強などを担当するSDとして適任だと評価されているようだ。トップチームを率いるオレ・グンナー・スールシャール監督とも現役時代に5年間チームメートだった。
ユナイテッドはファーディナンド氏が現役だった2012/13シーズン以来プレミアリーグ優勝から遠ざかり、今季も2試合を残した時点で6位と苦戦。かつての栄光を取り戻すためクラブ改革が求められている。
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