パリ・サンジェルマン（PSG）のブラジル代表FWネイマールは、観客の顔面に向けてパンチを繰り出した行為により、最大8試合の出場停止処分を受ける可能性があるかもしれない。仏紙『レキップ』、『パリジャン』などが伝えている。

　PSGは現地時間27日に行われたフランスカップ決勝の試合でレンヌと対戦。ネイマールは1ゴール1アシストを記録したが、2-2からPK戦で敗れてタイトル獲得を逃す結果に終わった。

　PSGの選手が準優勝のメダル授与のため観客席の階段を登っていた際に問題が起こった。階段横の観客席のファンから挑発的な言葉をかけられたネイマールは、そのファンの顔面にパンチを繰り出すように腕を伸ばした。その様子は複数の動画に撮影されている。

　フランスサッカー連盟の規律委員会では、木曜日にこの一件についての審議を行うとみられている。30日火曜日に行われるモンペリエ戦、今週末に行われるニース戦の時点ではまだ結論が下されずネイマールは出場できる見通しだが、その後5試合から最大8試合の出場停止処分が下される可能性もあるという。

　ネイマールは、SNSでの審判団に対する問題発言により欧州サッカー連盟（UEFA）からも3試合の出場停止処分を下されたばかり。来季チャンピオンズリーグのグループステージ前半戦は欠場することになるが、さらにフランス国内でも開幕から数試合に出場できないかもしれない。

　また、レンヌ戦で退場処分となったFWキリアン・ムバッペに対しては少なくとも2試合の出場停止処分が見込まれている。リーグアンの得点ランク2位に10点差をつけているムバッペの得点王獲得はいずれにしてもほぼ安泰だが、欧州得点王のゴールデンシュー争いでリオネル・メッシを追うことは難しくなりそうだ。

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