デ・ヘアとカリウス【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド守護神ダビド・デ・ヘアがバルセロナ戦やチェルシー戦でのミスでサポーターから批判が集中している。30日付の英メディア『ミラー』によると、データ上ではトルコ1部のベシクタシュに所属するGKロリス・カリウスよりも劣っていると報じられた。
デ・ヘアは現地時間16日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグのバルセロナ戦でFWリオネル・メッシの右足のシュートを防ぐことができなかった。デ・ヘアの脇の下を抜けたボールはゴールに吸い込まれた。
さらに、現地時間28日に行なわれたプレミアリーグ第36節のチェルシーとの大一番でDFアントニオ・リュディガーのミドルシュートをキャッチミス。DFマルコス・アロンソに押し込まれた。これらのプレーで海外メディアやサポーターからデ・ヘアに対する批判が集中した。
同メディアはデータでカリウスとデ・ヘアを比較。公式戦45試合に出場しているデ・ヘアは失点60、ゴールに繋がるミスの数は4つ、PKセーブは0となっている。対するカリウスは公式戦31試合に出場し失点42、ゴールに繋がるミスの数は0、PKセーブは1となっている。1試合平均の失点数は変わらないものの、今季のデ・ヘアはミスが多くなっている。
同メディアはデータ上ではカリウスの方が上と報じているが、欧州5大リーグとCLで戦っていることを考えると、一概にデ・ヘアが劣っているとは言い難い。だが、大一番でのミスが目立ってしまう。トップ4へ向け、デ・ヘアは残り2試合でしっかりと結果を残せるのだろうか。
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