バルセロナのヤスパー・シレッセン【写真:Getty Images】
バルセロナのオランダ代表GKヤスパー・シレッセンは、今季終了後にバルサを退団することを望んでいると明言した。オランダ『ジッゴ・スポルト』に語ったとしてスペイン紙『アス』などが伝えている。
現在30歳のシレッセンは母国のアヤックスで活躍したあと、2016年夏にバルサへ移籍。だが不動のレギュラーであるドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの厚い壁に阻まれ、十分な出場機会を得ることはできていない。
リーガエスパニョーラでは3年間で2試合に出場したのみで、今季は現時点で出場なし。チャンピオンズリーグでも通算3試合の出場にとどまっている。バルサでの公式戦出場28試合のうち23試合がコパ・デル・レイ(国王杯)でのものだ。だがその国王杯では好プレーを見せ、2年連続の優勝に大きく貢献してきた。今季もバルサは決勝まで進んでいる。
オランダ代表のレギュラーでもあり、6月にUEFAネーションズリーグの決勝大会出場も見込まれるシレッセンは、その後の見通しについて「まずはバカンスに行く。それから、プレーできる新たなクラブを見つけられることを願っている。プレーしたいからね」と退団の意志を示した。
シレッセンは昨夏にも移籍を希望したが、クラブは契約解除金に設定された6000万ユーロ(約75億円)のオファーが届かない限りは放出に応じない姿勢を見せたという。今夏も、バルサとしては“安売り”するつもりはないとみられている。
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