進まぬ神戸の“バルサ化”
ヴィッセル神戸は、何かがうまくいっていないと言って良いだろう。
土曜日に行われた8節の浦和レッズ戦にアウェイで0-1の敗戦を喫したことでリーグ戦3連敗。だがもちろん、問題はピッチ上だけに存在しているわけではない。
クラブの“バルサ化”を進めるため、昨季終盤にかけて招かれたフアン・マヌエル・リージョ監督は、ヴィッセルが2度のリードを守りきれず2-4の敗戦に終わった前節のアウェイでのサンフレッチェ広島戦を最後に、別れを告げることを決めた。
ルーカス・ポドルスキもキャプテンを辞任し、その翌日には自身のSNSアカウントで「誠実さすらない人々に忠誠を期待するのはやめたほうがいい」と投稿していた。
「特に誰に向けたとか、何についてとかいうことではない」と元ドイツ代表FWは、レッズに敗れた試合のあと、自身の投稿について語った。
「顔を突き合わせてコミュニケーションを取ってきた中でもチームは不安定な状態にあり、そういうチームがタイトルを獲ったりするのは難しい。本当に残念なことではあるが、そういうチームから脱却しなければいけない。前を向いて正直にやっていく、ひとつひとつ積み上げていくということがこれからも大切になってくると思う」
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